通信回覧板

とある通信事業者で働く者の独り言と受け取ってください。

au、docomo、Softbankのオンライン契約法をまとめた

今週のお題「オンライン」とあったのでここでKDDI auのオンライン契約法をまとめておくことにした。

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KDDI au

auの場合はau omline shopで契約可能だ。

au online shop【au Online Shop】 au製品の通販 オンラインショップ

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オンライン特有のメリット

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  • 頭金なし
  • 送料無料
  • 待ち時間なし

特に直営店以外の代理店で契約しようとすると頭金が取られる可能性があるため個人的にオンライン契約がオススメだ。

 

NTT docomo

docomoの場合はdocomo online shopで契約可能だ。

docomo online shopドコモオンラインショップ ホーム | ドコモオンラインショップ | NTTドコモ

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オンライン特有のメリット

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基本はauと同じだがドコモの場合は事務手数料が無料というのが他にはないメリットだ。ドコモでも店舗よりオンラインで契約した方が得と言えるだろう。

 

Softbank

Softbankはオンラインショップで契約できる。

Softbankオンラインショップオンラインショップ | ソフトバンク

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他社と違って若干オンラインショップということが分かりにくいので注意が必要。

オンライン特有のメリット

基本はauと同様だがソフバンの場合、送料無料基準が5500円以上と他社より2倍近く高いので注意が必要だ。

 

さいごに

個人的に実店舗で契約するメリットはあまり見出せない。ただ料金やスマホの選び方に不安がある方は店員に気軽に相談できるため実店舗で契約した方が安全だ。

【悲報】ローソンにてdポイントとpontaポイントの還元率低下

7月7日からローソンはdポイントとpontaポイントの還元率を変更することが決まった。

ローソン、dポイントとPontaポイント還元を7月7日からルール変更 - ケータイ Watch

時間帯によって変わるポイント還元率

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出典:ローソンよりPontaポイント、dポイントお買上げポイント変更のご案内|ローソン

  • 0:00-15:59 →200円ごとに1ポイント
  • 16:00-23:59→200円ごとに2ポイント

変更点としては従来100円で1ポイント付いていたところが200円に変更になった点と朝からお昼過ぎの還元率が下がった点だ。時間帯によって還元率が変わるのはユーザーにとって時間を意識させることになりストレスが溜まりそう。特に良くなった点はないので今回の変更は純粋な改悪と言えそう。dポイントは充分ばらまきをしてきたと思うので回収期に入ったのだと思われるがpontaポイントも下げるとは意外だ。5月にau walletポイントがpontaポイントに統合されることも関係あるのだろうか…?いずれにせよポイント競争はあと数年もすればユーザーが固定化され安定してくるのではないかと推測する。

au payポイント2倍、ローソンでは8倍キャンペーン開始

au payが生活応援企画としてどこでも通常のポイント2倍、ローソンでは8倍になるキャンペーンが4月13日(月)から開始されることが明らかになった。

「au PAY」による生活応援企画を実施 | au WALLET・au WALLET Market | au

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出典:au payよりhttps://aupay.wallet.auone.jp/

 

au payのポイント還元率

通常は200円で1ポイントの還元率0.5%だが本企画により1%になる。またau walletポイントはクレカからチャージできるため還元率1%のクレカでチャージすれば通常還元率は2%、ローソンなら5%還元となる。IDごとの還元上限は1000ポイント/日、3000ポイント/月。

2,3月の大規模キャンペーンで獲得したポイントを使う絶好の機会が来たことになるので積極的に使っていきたいですね!

動画配信サービス「TELASA(テラサ)」サービス開始

4/7に新動画サービスのTELASAがサービス開始しました。TELASAとはKDDIテレビ朝日がタッグを組み、テレビ朝日の人気番組を始めとするドラマ、バラエティ、アニメ、特撮、スポーツ番組に加え、国内外の映画、ドキュメンタリーなど、新作やオリジナルを含むさまざまなコンテンツを配信していくサービスです。 月額562円(税別)でご利用頂けます。

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出典:KDDIよりhttps://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2020/03/23/4331.html

もともとKDDIは独自で動画配信サービスのauビデオパスを提供していました。TELASAはビデオパスの後継サービスとなります。今回KDDIテレビ朝日が組んだ背景はなんでしょうか?

 

動画配信サービスは群雄割拠

聞いたことある方がほとんどかと思いますが、動画配信サービスとしてNetflixAmazon PrimeDazn、Disney Deluxe、HULUなど海外発のサービスが市場を支配しています。

以下は2018年から2019年の動画配信サービスの国内シェアと市場規模です。

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出典:PR Timesより<動画配信(VOD)市場>2019年前年比22.4%増の2,692億円、「Netflix」がSVOD市場シェアNo.1|GEM Partnersのプレスリリース

…U-NEXTのシェア多くないですか?

ディズニーは2019年頃に発表されているのでシェアに反映されていないのは予想通りですがU-NEXTのシェアがここまで多いのは意外でした。いずれにせよNetflixAmazonなど海外勢がシェアを伸ばしてのに対してdTVやビデオパスなど国内サービスのシェアが減少していることが読み取れます。また市場規模も右肩上がりで伸びていることからテコ入れしてシェア増加を増やそうとしている意図があると推測できます。

なんでテレビ朝日

調べてもテレビ朝日KDDIが組む必然性は見つからなかったが、放送事業者と通信事業者が組むメリットは見えてきた。

放送事業者の強み

・ドラマや映画、バラエティ番組など独自のコンテンツを作成している

通信事業者の強み

・数千万人規模のユーザー基盤と動画プラットフォームを有している

KDDIテレビ朝日と組むことでauビデオパスの弱みである独自コンテンツ(テレ朝作成)を手に入れ、テレビ朝日KDDIのユーザー基盤をサービス直後から手に入れることができ、まさにWIN-WINという訳だ。

 

そんなに上手くいくの?

TELASAは最初から国内ユーザー一本に絞ってサービスを提供しているように見える。膨大なキャッシュで独自コンテンツを作成するNetflixや利益度外視のAmazonと戦うのは無謀であるためある意味賢明な選択と言える。今後はテレ朝に限らず他の放送事業者のコンテンツも配信できるようになれば一気に化ける可能性がある。テレ朝だけでやっていくのは個人的にかなり厳しいとは思うが…

今後の発展は両事業の本気度によると思うので続報を期待したい

楽天モバイルサービス開始

本日4/8に楽天モバイルが正式サービスインしたので改めて情報を整理しよう。

てか使い放題なこと押しすぎじゃない…?

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出典:楽天モバイルよりhttps://network.mobile.rakuten.co.jp/ 

特徴①:料金プランは2980円(税抜)のみとシンプル

データ通信使い放題で2980円としている。通話についてはRakuten linkアプリ経由での通話のみかけ放題だ。また300万人限定だが1年間は料金無料なので試したい人は絶好の機会だ。

 

特徴②:楽天回線エリアならデータ使い放題

現時点では自前エリアは東名阪の一部に限られるが、そのエリア内ならいくらデータ通信をしても追加料金は取られないので該当のエリアに住んでる人は2回線目として使う分には面白いかもしれない。実際エリアの仕上がりが気になるので私も契約してみようかな。

 

特徴③:auローミングエリアは月5GBまで。以降は最大速度1Mbps。

特徴③が3月までで発表されてた情報と大きく異なる点だ。(今までは月2GBまで、それ以降は最大128kbps通信)

この内容であるならたとえローミングエリア内であっても低容量のユーザーでも満足できる可能性が高く、万が一使いすぎてもLINEや低画質の動画を見るなら苦にならないレベルだ。

一気に実用性のあるプランになったと言える。

 

事業者目線での懸念点

特に特徴③についてはユーザー目線では大歓迎の改善が見られた。しかし事業者目線で見るとKDDIに支払うローミング代が増えることは間違いなく、これが楽天モバイルの事業にどこまで影響を及ぼすかは未知数だ。現在の契約ではローミングエリアでの通信1GBあたり約500円をKDDIに支払う契約になってる。

 

前の記事楽天モバイルは失敗しそう… - 通信回覧板でも書いたように楽天が他キャリアレベルのエリア品質に持っていくためには10万局程度は建設する必要があるが、現時点ではその見通しは全く立っていない。それどころか3万局建てれば充分かのように謳ってる。完全仮想化によりベンダーから購入するハードウェア代は安くなるかもしれないが、エリアの良し悪しは建てた基地局数および立地、基地局SWの質に依存するため楽天独自の強みはない。ここは4社ともに泥臭い競争を行う必要があるのだが楽天にはエリアで勝ちに行こうという動きが全く見られないのが不安だ。

 

さいごに

現時点で楽天モバイルの実力は分からない。今後は料金だけでなくエリアや障害状況など様々な観点から楽天モバイルを評価するのが良いだろう

どんなときもWi-Fi炎上騒動

どんなときもWiFiとはデータ通信を無制限で使えることを謳ったモバイルルーターサービスである。グッド・ラック社により提供されてます。2月頃から障害を起こし、事後対応含め炎上中なので今一度騒動を振り返りたいと思います。

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出典:どんなときもWiFi

【公式】どんなときもWiFi | 通信制限無しモバイルWi-Fiルーター

どんなときもWiFi基本データ

モバイルルーターサービスはWiMAX含め有象無象ある中で、どんなときもWiFiが選ばれていたのは下記のような特徴があるからだ。

  • データ通信量無制限
  • 2年縛りで月々3480円
  • トリプルキャリア対応
  • 海外でも使える
  • CMなどでよく知られている

WiMAXのように2年縛りがあるのはやや難点だがデータ通信無制限で月3480円なら素直に安い。(私も契約を考えていました)

トリプルキャリア対応というのはルーターau/docomo/Softbankに対応してるので、障害などにより特定のキャリアの電波が使えなくなっても他のキャリアの電波を自動で捕捉できるという意味です。またテレビCMもしていたので消費者から信用できるサービスだと認知されていたのだと思います。

 

障害の内容

障害①:2/21〜2/29にかけて一部ユーザーに通信不具合(低速化)

障害の内容について当初、 グッド・ラック社はSIMの一部にキャリア側のトラブルが発生していると説明しています。あれ?トリプルキャリア対応だから一部キャリアの問題ならどうにかなるのでは?

その後、緊急の回線増強によりひとまずは収束したようです。結局グッド・ラック社のリリースを読んでもどこの設備にどんな障害があって何故復旧したのか分からずモヤモヤが募りました。

 

障害②:3/18〜一部ユーザーに通信不具合(低速化)

障害①から3週間経たずにまた同様の障害が発生しています。曰く今回の障害の原因は下記2つのようです。

  1. 一部キャリアからのSIMカード提供がストップしていてSIMの増強に遅延が発生
  2. SIMカードを動かすための設備の製造および発送が停止、遅延

 

1.はデータトラフィックの増加により、2.は新型コロナウイルスの混乱が影響としていますが、1.もコロナウイルスの影響によりテレワークが増えてたことに起因すると思われるので実質同じ原因でしょう。

 

1.についてもう少し詳しく説明すると、どんなときもWiFiクラウドSIMを使っているため、ルーター1台につき1つのSIMが対応するわけではありません。グッド・ラック社が運用するサーバーに差し込まれたSIMカードを任意に割り当てるという構成を取ります。(下記画像参照)

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出典:GLOCALNETよりクラウドSIM、クラウドWiFi、バーチャルSIM、eSIM | 株式会社グローカルネット

したがってトラフィックが増えるとSIMカードを増やさなければなりませんが、一部キャリアよりSIMカードが届かないため対応できてないというわけです。

Twitter見るとどんなときもWiFiはほとんどソフトバンクを掴むそうなのでおそらく一部キャリアとはソフトバンクのことでしょう。

そしてこれらの障害を通して1番問題なのはどれほどのユーザーに不具合が発生しているかをグッド・ラック社自身が把握できていないことだと思います。キャリアはMVNOが障害起こしたらユーザー影響数出しますよね?それを出せていないという状況です。

 

ユーザーへの対応

これらの障害を受けてグッド・ラック社は障害を起こしているユーザーは自己申告すれば3月分の利用料金を返納すると発表しました。ただでさえ使えずにイラついてるユーザーに冷や水をかける行為であり案の定大炎上しました。挙げ句の果てには被害者の会まで立ち上げられる始末であり、対応の杜撰さが目立ちました。

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その後ユーザーからの猛抗議により3月分の利用料金の返金対応を発表しています。

 

さいごに

いかがだったでしょうか。この手の通信障害による返金騒ぎはどんなときもWiFiに限らず過去にも事例があったかと思います。にもかかわらずなぜ過去の事例を学ばずにこんな対応してしまったのか理解に苦しみます。またこの騒動は信頼を構築するのは時間がかかるが、失うのは一瞬ということをよく示した例だと思いますので反面教師として記憶しておきたいですね。

【悲報】日本人、自粛してなかった

LINEを使われている方向けに厚生労働省から新型コロナウイルス対策に対してのアンケートが届いたことは記憶に新しいと思います。先日そのアンケート結果が発表され反響を呼んでいます。https://newspass.jp/a/hcor9

 

テレワーク利用率5.6%

回答者2400万人のうち仕事でテレワークをしている方はわずか5.6%に留まりました。日本ではまだまだテレワークが普及していないあるいは業務都合上できない方が多くいることが判明しました。私は週1回程度は出勤してますが通勤電車は変わらず混んでいるので概ね認識通りの結果かなと思います。

 

手洗いうがいをしている人は85.6%

一方で手洗いうがいによる対策をしている方が過半数ということも判明しました。これは朗報だと思います。多くの日本人が危機感を抱いている一方で仕事は止むを得ず出勤している方が多そうですね。

 

近距離の会話はしないようにしている人は32.8%

政府からは3密(密閉、密集、密接)を避けることでコロナウイルスへの感染を予防できると周知されています。

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首相官邸よりhttps://www.kantei.go.jp/jp/content/000061234.pdf

それに対し、アンケート結果では約7割の方が密接対策ができていないことが判明しました。密接を防ぐにはテレワークが有効ですが、それ以外にもソーシャルディスタンスを実行することも効果的です。

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出典:新経済連盟より新型コロナウイルス感染拡大抑止に向けて啓発活動を推進します – 新経済連盟

 

さいごに

新型コロナウイルスの感染者は日を追うごとに増加し未だに収束の気配はありません。残された希望としては特効薬の開発ですがそれもあと1年以上かかると言われています。感染者を完全になくすことはほぼ不可能ですが、特効薬が出てくるまで持ち堪えることは国民が一致団結すれば可能なはずです。不要不急の外出を避け、手洗いうがいを徹底することにより感染拡大を遅らせることが重要です。